「消費者物価指数」とは？

「消費者物価指数」とは？

「消費者物価指数（CPI：Consumer Price Index）」とは、全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した、物価の変動を時系列的に測定するもので、家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によって、どう変化するかを指数値で表しています。

ちなみに日本では、総務省より毎月月末頃に発表されており、国民の生活水準を示す指標のひとつとなっています。

指数計算に採用している各品目のウエイトは、総務省統計局実施の家計調査の結果等に基づいており、品目の価格は総務省統計局実施の小売物価統計調査によって調査された小売価格を用いています。

それらの結果は、各種経済施策や、年金の改定などに利用されています。

東京都区部の「消費者物価指数」とは？

その名の通り地域を東京都に限定した消費者物価指数のことです。

内容は全国の消費者物価指数と同じですが、全国の消費者物価指数よりも１ヶ月早く発表されます。

そのため東京都区部の消費者物価指数は、全国の消費者物価指数の先行指標として位置づけられており、注目されています。


米国の「消費者物価指数」とは？
「米消費者物価指数」は、毎月15日前後に米労働省統計局から発表されています。

インフレの度合いを測る重要な指標であり、「米消費者物価指数」の全体を現す「総合指数」も注目されますが、価格変動の大きい食品とエネルギーを除いた「コア指数」の方が特に注目されます。

インフレの度合いを測る指標として、「消費者物価指数」の他に、「生産者物価指数（PPI：Producer Price Index）」もありますが、「消費者物価指数」の方が外為市場から注目されます。

発表の時期としては、「生産者物価指数」が発表された後に、「消費者物価指数」が発表されます。


★「東京都区部消費者物価指数（7月分）」は、7月25日（金）08：30発表される予定なので、確認してみてください！